ヱビスプレミアムエール　【日本のビール 5大メーカー編序章】

お疲れ様です!!　家飲み!ビアホールです。

YouTubeでも配信している【今晩の家飲みビア】シリーズで、まず最初に紹介するのが【ヱビスプレミアムエール】。個人的に最も想い入れのあるビールです。

2015年頃からの日本におけるクラフトビールブームのおかげで、大手メーカーからも”エール”が売り出されるようになり、様々なスタイルのビールが安価に楽しめるようになりました。
それでも、従来の日本型ラガーに比べて、エールの値段は少々お高め。

そんな中、ほとんどラガーと値段が変わらず、かつ、ラガー好きにも違和感なく飲めるビールが【ヱビスプレミアムエール】。現状の日本の大手メーカーのラインナップの中では最もコスパの良いビールではないでしょうか。

ヱビスブランド
ヱビス　プレミアムエール
YouTube　今晩の家飲みビア

ヱビスブランド

【ヱビスビール】は現在はサッポロビール株式会社のブランドですが、サッポロビールには合併・分割の歴史があり、もともとは合併前の日本麦酒醸造会社が1890年に発売したブランドです。
合併・分割の歴史は以前の記事をご参照ください。
＞＞ビールメーカー・ブランドの歴史

戦時下でビールが配給制となり、全てのビール商標が廃止されてヱビスビールも消滅してしまいましたが、戦後、ヱビスブランドを引き継いだサッポロビールが、1971年に瓶ビールで復活させました。

翌1972年には、ゴールドカラーで統一された缶製品が発売され、麦芽100％、高級感あふれる特別なビールの地位を確立していくのでした。

2000年代に入り、続々と新商品が発売されて彩り豊かになったヱビスブランド。そんな中、2019年2月26日に発売されたのが【ヱビスプレミアムエール】です。

ヱビス　プレミアムエール

●ビアスタイル

日本の大手メーカーが発売しているエールには、エールである以外に明確なビアスタイルをアナウンスしていないものが多くあります。【ヱビスプレミアムエール】もその中のひとつ。

家飲み!ビアホールでは、メーカーがスタイルを明確にしていない日本のエールを【Japanese Ale】というスタイルとして扱っています。

ちなみに、米・コーン・スターチを使用した典型的な日本のピルスナーは【Japanese Pilsner】として扱っています。

【ヱビスプレミアムエール】も【Japanese Ale】としています。
ビアスタイルについては、以下の記事をご参照ください。
＞＞「ラガー」と「エール」

●ホップ

【ヱビスプレミアムエール】で使用されている主なホップは【カスケードホップ】。

ブランドサイトでは下記【左】のように紹介されています。

●ドイツバイエルン産アロマホップを香りが際立つ最適なタイミングで添加。2種類のホップによりヱビスならではのエールらしい香りに進化した味わい

●香り付けは贅沢に全てカスケードを用いています。
引用元：サッポロビール　ブランドサイト

カスケードホップは、1970年代からアメリカで使われ始めて以降、アメリカのクラフトビールブームを支えてきたといっても過言ではないほど多用されているホップです。特にアメリカンペールエールで頻繁に使用され、グレープフルーツのような爽やかな柑橘系の香りを演出します。
日本の大手メーカーやクラフトビールメーカーでも、近年、多く使用されているホップです。

●飲み頃温度

飲み頃温度は、カスケードホップの爽やかな香りを楽しむために、少し高めの7～10℃がよいかと思いますが、当然、ご自身のお好みの温度で楽しむのが一番ですよね。
【ヱビスプレミアムエール】は、麦芽100％の濃厚さがありながら、長期熟成によってすっきりした味わいも実現しており、ラガーのように5℃前後の低い温度帯で飲むのにも適していると思います。
実際、私は、がっつり冷やして飲んでいますし(笑)

●個人的な想い入れ

もともとヱビスブランドが私の一番のお気に入りでしたが、そんな中【ヱビスプレミアムエール】が発売されてからは、毎日飲む定番ビールとなりました。

【ヱビスプレミアムエール】が発売されるまで、【ヱビスマイスター】がマイベストでした。自宅から徒歩1分のスーパーで売っていたため、毎日【ヱビスマイスター】を飲んでいましたが、ある日、突然【ヱビスマイスター】は店舗から姿を消したのでした。
途方に暮れた私の目に飛び込んだのが、青い缶の【ヱビスプレミアムエール】。「仕方がないからこれでも買ってみるか」と飲んでみたら、なんと美味しいことか！しかも、【ヱビスマイスター】よりだいぶ安いのに！
それからは毎日【ヱビスプレミアムエール】の日々となりました。

2019年当時、管理職をしており、てんてこ舞いの生活を送っていました。毎日残業で疲れ切っていましたが、帰宅すれば【ヱビスプレミアムエール】を飲めるという楽しみがあったからこそ、何とか乗り切ることができました。

自宅に職場の仲間を呼んで家飲みをする際も、用意するビールは必ず【ヱビスプレミアムエール】。呑み助ぞろいの職場仲間と、【ヱビスプレミアムエール】を片手に、どうすれば職場が良くなるかを夜な夜な語り合ったのは良い想い出です。